ジビエに対するエー・ワンの考え方

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Concept

野生に生息しているシカやイノシシなどといった鳥獣はもともとに日本にいます。
しかし、九州や四国の月の輪ぐまは今は生存が確認されていません。(絶滅したと思われます)

一番大事な事は、増え過ぎたシカ・イノシシの適正管理です。 過去において冬場を超えられなかったシカ・イノシシの子供が、地球温暖化で生存が可能になった・高齢化で耕作放棄地が増えた・自然林がなくなり里山に降りてきた・過疎で人口が減った・猟友会の高齢化が進んだなど、多くの複合的要因で、 今は増え過ぎて有害鳥獣となり、その対策に国をはじめとして関係機関が対策に乗り出しています。

それを受けて鳥獣対策が行われていますが、捕獲した鳥獣処理のほとんどが埋却処分や公的施設での焼却処分です。
しかし鉛玉からの地下水汚染、処理費用の公的負担など様々な問題が発生しています。

対策として新たな方法の、ジビエ料理の利活用が近年提案されています。
本来日本は豚が中国から入る奈良時代以前は冬の動物性たんぱく質補給として、イノシシ・熊・シカ・クジラ...を食した文化があります(多くの弥生遺跡から骨などが発掘されています。)今に残るボタン鍋、モミジ鍋。桜鍋。がその名残です。

学校での食育を見ますと命の伝承・命を無駄にしないとあります。

弊社はこのジビエ料理の普及により食文化の多様化を目指し、地域の宝として発展することを望みます。
ジビエ料理のためには解体処理(トリミング)、その後の残渣処理など多くの問題もありますが、ヨーロッパでは高級食材として認知されています。
高タンパク質で低カロリーなど多くの利点があります。
今回もジビエ料理全国大会も併せて同会場で開かれていますが、各県においてもジビエ料理に関する大会などをとおして普及活動が行われています。
特に学校給食に取り入れるところもあります。

このような中、弊社は環境に配慮した安全で経済的な小型焼却炉をとおして残渣処分の安心処理を提案します。
見逃した邪魔者(増え過ぎた鳥獣)でも地域の宝として利用するためにジビエ料理の発展が大切と考え、ゆくゆくは地域の活性化が図れると思います。

ジビエとは?

ジビエとは?

フランス語であるジビエ(Gibier)は「狩猟の対象となるすべての野生の鳥獣」と定義されています。シカやイノシシ、うさぎ、ハト、キジ、カモ、ハクビシンなどといった、野生の鳥獣が含まれます。日本の狩猟は通常11月15日~2月15日に解禁、冬がメインシーズンです。

ヨーロッパでは、貴族の伝統料理の素材としてジビエがよく使われてきました。ノーベル賞受賞式の晩餐会でメインディッシュにシカ肉が使用されるなど、現在も、高級食材として愛され続けています。

日本では現在、野生の鳥獣が増えすぎていることが原因となり、深刻な被害をもたらしています。農業や自然環境を守るためにも継続的な捕獲を行っていく必要がありますが、捕まえた鳥獣の処理方法のひとつとして「ジビエ肉への活用」に注目が集まっています。

ジビエ肉について

ジビエ肉について

狩猟の対象となっている野生の鳥獣は、シカやイノシシ、ノウサギ、ヤマバト、マガモなどといった野鳥など、さまざまな種類の動物が該当します。特に日本でいえば、捕獲数が多いシカやイノシシがジビエ肉として、ネット通販などを通じて浸透しています。最近では、一般家庭への流通も増え始めています。

ジビエ料理に馴染みのない方にとって、野生の鳥獣の肉は「臭みがある」「固い」「美味しくない」といったイメージを持たれている場合もありますが、調理方法を工夫することで美味しさや旨味を充分に引き出すことが可能です。またジビエ肉は豚や牛肉と比べ、タンパク質が高いのにエネルギーや脂質が低く、鉄分やビタミンなどの栄養が豊富であるという利点もあります。そういった点からも、注目度が高い食材となっています。

捕獲した鳥獣(ジビエ)の活用例

捕獲した鳥獣(ジビエ)の活用例

これまで、捕獲した鳥獣の大部分は焼却や埋設によって処理されていました。ジビエとしての利用が注目を集めている現在、捕獲したシカやイノシシが食肉として利活用されている割合は、年々上昇しています。

狩猟した鳥獣のジビエ肉を販売することができれば、その地域や狩猟者の収入源にも繋がります。さらに、加工品や外食産業などへ展開することで、特産品や観光資源などとし地域の活性化にも期待できます。

学校給食に食育の観点から命の伝承・命を無駄にしないことを中心として積極的にジビエを取り入れ、子供の頃から鳥獣に対する意識改革に取り組んでいる市町村もあります。

その他に「ペットフード」は、現在注目を集めている活用法の一つです。ジビエ肉は野生動物であるがゆえに無添加であるため、安心してペットに与えることができます。また、高タンパク・低カロリーであることもメリットです。さらに、もともと犬がシカ肉やイノシシ肉を好む、ということも大きなポイントといえますが、シカにおける狂牛病、イノシシにおける豚コレラ等の問題解決に時間がかかります。

このように、ジビエは地域活性化としての新しい使い方ができること、そして捕獲者の新たな収入源としても注目を集めているのです。

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